ノニ「オッ、オイラこんな光景見たことがない・・・。何か恐竜出てきそうな島だなぁー。」
マカ「右に同じ。」
それもそのはず、有為転変の時代、日本太古の自然が残された屋久島が眼下に迫ってきたのです！後で知ったのですが、九州で一番高い山がこの屋久島にあるんですって。

宮之浦岳の1,935mを頂点に1,800mの山々が幾つもつながって、凄く迫力があるんですねー、これが。 何か、ポリネシア特有の中心に尖がっている山に横溝正史の獄門島シリーズのよ うなオドオドしさをイメージしてもらえればいいかもしれません。

宮之浦港に到着した我々は、予約していたレンタカーの手続きをして早速今夜のお酒の調達に向かおうとしたのですが、ここでも大受け！

ガイド「丸い島ですから道は簡単ですよ。港から先に進む方向は右と左しかないんです。 」
ノ二「フムフムッ・・・、方向音痴になりようがないくらい簡単ですねぇ〜。大丈夫ですよ。そんなに詳しく説明しなくてもＯＫ、OK 、桶ー！」
ガイド「楽しい方ですねー、漫才の方？」
ノニ「はい、ノニ＆マカと申します。チョト、チョトー。」

早速車を走らせたノニは大きな道に出て右か左と言われたにも関わらず「右だよね。」 と一本手前を曲がったらな、なっ、なんと〜〜！港内一周してしてしまったやんか〜。

あっ、さっきのガイドの人こっち見てる・・・。

ということでやってきたのは港前のスーパーです。
ノ二「まずはお刺身でしょ、おつまみでしょ、それとあてでしょー。」
マカ「あのね、全部同じやん。」
ノ二「一番肝心な焼酎を買わなくっちゃ！ほぇーっ、このスーパーに三岳がある！」
しかも色々な種類の三岳が置いてあるのです。そうなのです、「本格焼酎三岳」は神戸でもなかなか手に入らない焼酎なのです。手に入らない、手に入らないを連発して多めに買い込むノ二。
失礼しましたあぁぁ

泊まる先が安房という町なのでこのまま屋久島空港方面に３０分も走れば目的地なのですが、登山なんかチョロイ、チョロイと思い込んでたノニは
「やっぱ観光だよねー。」
夜の食事の後のお酒とあてを調達したノ二＆マカは（笑）反対回りにハンドルを切りました。

ノ二「なんじゃらほい、この看板。」
マカ「確かこのあたりは吉田という集落で朝ドラ『まんてん』 のテレビロケがあったところじゃないかなー。」
ノ二「ホォーッ、オヌシ詳しいのぉー。パァー ウマヒィ。」

まだ飲んでないでしょ！ナニ？コノヒト？

「なんじゃとう〜！ならばホジホジ」

ぎゃははははは−

続く