よく考えてみたらタクシーを呼ぶも呼ばないも目と鼻の先にお客さんを待っている タクシーがたくさん並んでいたのでした・・・。

まぁ、それはともかく「さぁ〜っ、屋久島だぁー！」そう気合を入れてタクシーに乗り込むノニでした。
屋久島へのアクセスは、鹿児島空港からちんまい飛行機で行く方法もあるのですが、行きはどうしても船で行こう！と決めていたのです。 というはどうしてもノニとしては、『トッピー』に乗船したかったんですよねー。

一番始めに指宿に来た時、井手さんの畑から見える海の上を滑るように走行している船を発見したのです。
ノニ「あっ、あの浮いている船は何ですか？」
井出さん「トッピー」 ノニ「ト、トッ、トッピ〜？？プッ・・」（微笑）まさか井出さんの口から
そんな可愛らしい名前が出てくるとは 予想していませんでしたから、おかしくなっちゃいました。

ノニ「それにしても恐るべきトッピー！メチャ速いのぉ〜。絶対乗っちゃるけん！」といつか乗るぞ、と決めていたのです。

と、回想場面でしたが、いつの間にか船乗り場に到着しました。ノニ「ありゃ、誰もおらん・・・。ちぃーと早過ぎたかな？」と言葉を漏らすやいなや、

「だーからタクシー呼ぶの早いとあれだけ言ったやん？」とマカの声。

オイラが寝ているのに「あ〜っ！朝日〜だぁ！」、「腹減った、腹減った」と言ったのは！？」
これって乗船するのはオイラたち？と思いながらも乗り物は席が肝心ですから、「スミマセン、景色のいいところが 見える席をお願いしま〜す。」とノニ。
そしたら「あ〜っ、回りは全部海ですから右も左も同じですよ。」

ノニ「んっもうー、どいつもこいつも理屈ばかり言いやがって・・・。」
そうだよねー、と思っていたら次から次と大型バスやって来て狭いチケット売り場はおじちゃん、おばちゃんで いっぱいになりました。
ノニ「この人達って縄文杉を見に行くの？」
マカ「それ以外は考えられないでしょうー！だって登山の服装っぽいし。」

なぁ〜んだ、この人達に登れるんならノニにしてみれば楽勝〜♪本当は登山の経験がないノニとしては、 ちょっとビビッていたんです。

そこに向こうからゆったりとトッピーが入港して来ました。 格好いいなー、何でこんな大きな船が速いのかといいますと、船の先にハンマーシャークのような翼があって 船体を浮かせて水の抵抗をなく進むらしいですよ！
曖昧模糊じゃいけませんよね。そこでトッピーを調べました。
ジェットフォイル「トッピー」は、鹿児島〜指宿〜屋久島７種子島を結ぶ超高速の水中翼船なのです。

・総トン数：１６４トン
・航海速力：４３ノット
・旅客定員：２４４名
※航路にはトッピー、トッピー２、トッピー３の３隻がありますが性能はほぼ同じです。

でも船酔いするんだよなー。宮古島で連れが「ゲェーゲェー」しててそれを「おい、大丈夫か！遠くを見るんだ！」 と言った先に「ドバー、ドバー」ドーバ海峡じゃないっつーの！

「出港しまーす！」
おぃ、乗せてくれー　　続く