ノニ「ところでさっき岩から岩へジャンプしようと思って飛んだら体が飛んでなくって転んだんだ。
メチャメチャ足首と膝が痛いんだ・・・。」
※これは本当に痛くって、悔恨、痛恨、苦悶。
すべての負の感情に顔を歪めたのです。
マカ「何でこの島はそんなに雨が降るのかなー・・・。」
「浮雲」という小説の舞台となった屋久島は本当に雨が多い島なのです。
ノニ「それは屋久島の周りを流れている黒潮が蒸発して、湿った空気が風に運ばれて洋上アルプスと呼ばれる
島の高い山岳にぶつかるわけよ。そうなるとどうなると思う?」
マカ「うーん・・・、山が濡れる!」
ノニ「チャウ、チャウ。雲が出来るんよ。その雲が雨を降らすんだけど多いところで年間1,000mm以上
降るというのだから東京に降る10倍近いんだ。」
マカ「その雨のお陰で屋久島にはたくさんの自然があり、色々な種類の動物がいるんだろうね。」
その大量に降り注いだ雨が支流になって本流というかいくつか集まって山を下り、山のいたるところで
滝となって海に流されるのですが、屋久島には代表的な滝がここの他に2つあります。
ノニ「ここ以外の滝というと、まず有名なのが“千尋の滝”だね。」
ここは、花崗岩のとても綺麗な滝で屋久島の観光の一つで景観の代表といった感じです。
ノニ「おい、ナレーション入りかい、次いくでー、
“トロ沖の滝 ”です。ナレーションどうぞ!」
千尋の滝の下流にあって珍しいことにそのまま海に直接落ちて入るのです。
この滝を見るのはちょっと危険です。
マカ「トロと千尋の神隠しー!!んっ?何か違うかな?」
ノニ「それは千と千尋やろー!ここはチヒロと読まないでセンピロと言うんやって 」
マカ「詳しいでんなー、旦那(笑)」
ノニ「小学4年生の荻野千尋という女の子が両親と一緒に奇妙なトンネルの中に入ったら、
そこは日本の古い家があって、そこに並ぶ神々の料理を食べ始めてしまうんだ。
そしたら両親は豚になってしまい 、一人残された千尋が少年ハクにお願いして両親を助けだそうと決心
するんよ。
「油屋」の湯婆婆に千尋の名前を奪われ「千」という新しい名を与えられ、そこで下働きしながら
ハクやリンの助けを借りて立ち向かい成長していくというストーリーなんだ。」
続く